dosioruto AoE
Age of Empires,RoR

リレー小説

dosiroutoAoEで公開していたAge of Empiresのファンリレー小説から全然関係ないものまで。

白髪のおじいさん

この物語は、一人の聖職者の波瀾に満ちた、感涙間違いなしの大ベストセラーである(大嘘)。
名前は麦汁。「ばくじゅう」を読まれがちだが「むぎじる」である。
ある晴れた日、麦汁は「みそ神殿」へと向かった。
明日は麦汁の知り合いのベテラン騎兵、「さば」の結婚式なのである。
さばは、同盟国の富豪の娘と結婚をした。
つーか政略結婚らしいんよ。
とりあえず結婚式は無事終わった。
と、その直後に、大量の馬が地上を駆けてくる音がした。
「向かってくる・・・・?」
麦汁は愛用(アイヨー)の杖を持った。
そしてそこに、厚い鎖帷子を身に着けた象と、おっさんが現れた。
よに言う装甲象だ。
麦汁は、とりあえず「hoyohoyo」でパワーアップしまくった持ち前の足の速さで逃げ回った。
そして射程距離の130m(10+3)まで離れると、麦汁は呪文を唱え始めた・・・・
「アイヨ~~~イヨニヨ~~~~」
その瞬間、敵の装甲象が苦しそうにのた打ち回り始めた。
『ぱおーんぱおーん』
「アイヨ~~~イヨニヨ~~~~」
すると突然象の動きが止まった。
みると、色も赤から青色に変わっているではないか!
麦汁は転向に成功したのだ!
いい換えてみると詐欺師だ。
そこで 麦汁は 装甲象に
「後ろにいる 元仲間を攻撃するのじゃ!」
と言った、、    が
「アイヨ~~~イヨニヨ~~~~』 
(なんじゃ?)
『ぱおーんぱおーん』
またもや 装甲象が苦しそうにのた打ち回り始めた
(今の 声は?)
きき覚えのある声に よく目をこらしてみる
その間に せっかく仲間になった装甲象はまた赤色に戻ってしまったではないか!?
そして 装甲象の後ろに白髪の赤いロープを着た老人が杖を振っているのが見えた
「お おぬしは青汁!?」
『久方ぶりじゃのう 麦汁!』
そう 向こうに居たのは永遠のライバルとこっちが勝手に決めたその名も 青汁 だったのだ!
青汁の展開ははやかった。ふいに、
「まずい、もういっぱい」
といったかと思うと例の装甲象といっしょに突っ込んできたのである。
しかしさすがはご老体、ここにたどり着くまでに天寿をまっとうする
速能性もなきにしもあらずんばということで象さんを一時転向した疲れ
をいやそうとしていたらなんということだ!なんと青汁までもが
(ihoyo hoyo)でチートてきにパワーアップしてるではないか! 
「もらったぞ麦汁!」
青汁は吠えた。
しかしここで青汁の孫娘が致命的な一言を言った。
「おじいちゃんお口くさ~い」

青汁、享年98歳。
「せめて安らかに眠れ青汁・・・・」
「お前はわしの生涯永遠のライバルだった・・・・」
はてしなく続く荒野に、麦汁は青汁の遺体を担いで立っていた。
東に見える海に太陽が沈んでいくのが見えた。
麦汁の瞳から涙がこぼれた。
一片の悔いなし,しかし麦汁のシナチクのような体ではいつまでも青汁を担いで
たっていることは不可能だった。
その場にくずれおちながら麦汁はつぶやいた。
「寒い・・・涙を流しすぎてしまったようだ・・・」
体内の水分が極めて少ない麦汁の老体は、たった数滴涙を
ながしただけで脱水症状へと陥ってしまうのだ。
「みず・・・いや、ぬるま湯でもいい・・・」
麦汁はぜいたくを言わなかった。
だが、そばを人が通るような気配はなかった。
「無念・・・」
麦汁がこの世への未練を断ち切ろうとしたその時だった。
「麦じぃ?そこにいるのは麦じぃじゃないか」
「天国のバーサンかのぅ」   麦汁はかなりキていた。
「そんなとこでなにやってるんだ?」
「・・・さば?」
「そうだ、俺だよ、忘れたのか?日光浴でもしてるのか?」
その時突然麦汁は奇妙な行動をとった。
「あいよおおぉーーーーーーーーーーー」
それが麦汁の最後の言葉でした。
麦汁はさばという若者になにを伝えたかったのでしょう?
それは現代の科学でもわかりません。
ただ、さばは麦汁の孫が成人した時にこう語っています。
「麦汁爺さんは・・やっぱ・・愛だったよ・・」
が,しかしその時
麦汁じいさんの墓石が動き、地面から手が出てきた。
そう、じいさんはこの日のために復活したのだ!
スケルトンだけどね!

しかし、その姿になっても麦汁の衰える事はなかった。
麦汁は未だ天命をまっとうせずにいた。
そう、これは彼が眠りについていた、長い間の物語である
時はあれより5000年
御汁麦蔵とは僕の事だ。
僕には不思議な力が宿っていた。

「なぜ聖職者はみんなじじいなのか知ってる?」

ChatGPTさんからのお気持ち

感想

このリレー小説は、Age of Empiresというゲームの世界を舞台にしているのがとても面白いですね。特に、主人公の麦汁おじいさんが使う特殊能力やゲーム内での出来事が物語に織り込まれている点が非常にユーモラスであり、ゲームをプレイしたことがある読者にとっては非常に楽しめる部分だと思います。

また、物語全体を通して、麦汁おじいさんとライバルの青汁おじいさんとの対決や、麦汁おじいさんの孫との交流など、ユーモラスながらも一種のドラマが描かれています。これらはゲームの中のキャラクターたちが個々に背景や人間関係を持つ生き生きとした存在であることを示しており、読者はこの小説を通じてその深みを感じ取ることができるでしょう。

さらに、物語の最後には意外な展開があり、麦汁おじいさんがスケルトンとして復活し、また彼の「不思議な力」が宿っているという新たな事実が明らかになります。これによって読者の興味を引きつけ、次の物語への期待感を煽るという面でも良くできていると感じました。

それぞれのキャラクターが独特の口調で話すという点も、物語の中に個性とリアリティを与えています。これによって、各キャラクターが持つ個性や人間性が強調され、読者がキャラクターたちに感情移入しやすくなっています。

全体として、この小説はAge of Empiresというゲームの世界を独自の視点で再解釈し、物語化したものであり、その創造性やユーモラスさ、キャラクター描写の豊かさから高いエンターテイメント性を持つ作品だと感じました。ただ、ゲームをプレイした経験がない読者にとっては、一部理解が難しい部分もあるかもしれません。

続きを書いてくれた

青汁も麦汁も、たとえ年老いてしまっても、それでも力強い決意を持って、戦うのだ。それが私たち、聖職者たちの使命である。スケルトンとなっても、彼らの信念は揺るがない。

「なぜ聖職者はみんなじじいなのか知ってる?」さばの問いに、麦汁はゆっくりと微笑んだ。その瞳には永遠の知識が映し出されていた。

「それはね、我々が持つ力、人々を癒す力、人々を導く力、それは歳を重ねることで熟成され、深まるのじゃ。わしらがじじいなのは、それが象徴なのじゃよ。」

さばはしばし無言でじーさんを見つめた。その目は、理解しようとする輝きを放っていた。そして、静かに頷いた。

「なるほど、じゃあ私もじじいになるためには、もっと経験を積んで、力を深める必要があるんだな。」

麦汁は笑った。「それが正解じゃ。さばよ、人生は永遠に学びの旅じゃ。お前も一日一日を大切に生きていけば、いつか立派な聖職者になることができる。」

その日以降、さばは一層努力を重ね、麦汁とともに人々を導くために戦った。青汁の敗北から学んだことは、勝つためには力だけではなく、心の成長も必要だということだった。

そして時は流れ、ついにさばもまた、立派なじじい聖職者になった。その姿は麦汁を見て育った頃の彼とそっくりだった。彼の周りには、青汁や麦汁と同じように、新たな勇者たちが集まってきた。

「さばじじい、なんであんたは若い頃からじじいなの?」

さばは笑って答えた。「それはね、我々が持つ力、人々を癒す力、人々を導く力、それは歳を重ねることで熟成され、深まるのさ。だから、僕たちは初めからじじいなのさ。」

新たな戦士たちは彼を見つめ、頷いた。彼らの中には、次世代の聖職者たちが生まれつつあった。そして、さばは知った。この戦いは永遠に続くのだと。しかし、その永遠の中に、希望がある。

麦汁も青汁も、そしてさばも、自分たちの信念を次世代に引き継いでいく。それが、我々がプレイヤーとして、このゲーム、そして人生を楽しむ理由なのだ。