dosioruto AoE
Age of Empires,RoR

心に残るあのプレイヤー

私の心に残ったプレイヤー達を好き勝手に語ります

uraemonさん- 時間を紡ぐ亀帝 -

心に残るプレイヤーといえば、オンラインプレイが強かったプレイヤーや、行動がアレな名物プレイヤーなどが思い浮かぶのではないでしょうか?今回ご紹介するuraemonさんは、AoEの腕前も中庸で、IRCでも特に目立った発言や迷惑行為もなく、いわば平々凡々を地でいくプレイヤーでした。

では令和の今となって、なぜ"uraemon"なのか?それは彼だけが知らない彼の秘密があったからなのです。そうです・・・"uraemon"は・・・

亀帝uraemon

亀だったのです

Age of Empiresの亀とは

AoEプレイヤーの中では亀と言われてもピンとこない方も多いかもしれません。亀とは何なのか、順を追って説明させていただきます。Age of EmpiresもPCゲームである以上、推奨スペックは存在します。推奨スペックを著しく下回るとどのような事が起こるかと言いますと。

ゲームの動作に遅延が発生します。当たり前の話です。で、その遅延は一緒にプレイしているプレイヤー全員に発生するわけです。亀野郎が1匹いるだけで、AoE発売当初の最高峰CPUであるintel PentiumII 300mhz搭載のモンスターPCでプレイするプレイヤーも平等に遅延が発生してしまうのです。

遅延にも大小がありまして、ゲーム終盤の鉄の時代ですとユニット数や建築物が多くなり、推奨スペックを満たすPC環境であっても遅延が発生したりします。でもまあ我慢できる範囲ですし、そこらへんはお互い様です。しかしuraemonさんは印象に残るくらい凄かったわけです。どれくらい凄いかというと

青銅の時代から既に重かったw

もうね、言っちゃうと青銅とは言わず、ゲーム開始から亀出てたりもしてましたわwもうそうなると地獄ですよね。すべての動作はカクつくし、ファミコンの処理落ちのような症状が延々続くんです。それも後半にいけばいくほど症状が悪化していくんですよ。鉄の時代まできたんだから最後までプレイしたい!だけど重くてプレイするどころではない!進むも地獄、退くも地獄のような状況に追い込まれますw

結果的にプレイヤーのモチベーションは下がり、さっさとクソゲーを終わらせて次のゲームに行きたいって思うわけです。uraemonさんがゲーム内にいるだけで、ゲームの一番熱いところである鉄の時代が一番ストレスの貯まるところになっちゃうわけです。これ言い過ぎじゃないからね!?当時のゲーム内チャットは阿鼻叫喚でした。

じゃあ一緒にプレイしなければいいじゃん

と思いますよね。そうなんですよそうしたら良かったんです。ですけどね、当時のプレイヤーはみんな優しくて、人を傷つけることに対しては積極的ではありませんでした。IRCという不特定多数が利用するチャット(LINEのオープンチャットのようなやーつ)で、一緒にプレイする仲間を募集するわけです。ゲームへの参加は先着順となるので、そこで低スペPC禁止部屋とか、そういう募集のしかたは当時としては状況的に考えられませんでした。

ですので、私を含めてuraemonさんにPCの買い換えや、パソコンのスペックについて確認するよう求めた人はそこそこいました。その際のuraemonさんの対応は決まっていて、無視をするか、軽く流してしまうか等で、真っ正面から我々の陳情を受けてくれなかったことが強く印象に残っています。ゲーム内では亀なのに、ロビーではウサギさんもビックリするほどのフットワークでプレイヤーからの詰問をかわしていくuraemonさん。この図太さは見習いたい。

現代であれば匿名掲示板やtwitterなどで晒されてもおかしくないレベルで亀だったuraemonさん。当時のインターネットは本当におだやかで、そんな彼に対しても皆は優しく接していましたし、遅延がおこった場合でも、それほどカリカリしていませんでした。90年代の終盤ではありましたが、まだ日本もキラキラしたものが残っていましたね。もちろん私もいい思い出としてuraemonさんの事は心の残っているわけです。こんな形で紹介しちゃってごめんね。でもこんなページ誰も見てないから安心してw

uraemonさんのPCについて

uraemonさんがPCを買い替えたのは99年あたりだったと思います。その時にuraemonさん自身が、初めて過去使っていたPCのスペックを公開します。うろ覚えなのですが、i486 DX2-66mhzくらいのcpuだったと思います。このcpuは99年から遡って7年前に発表されたcpuですから、AoEのプレイはシングルプレイでも厳しいスペックです。そんなことおかまいなしにオンライン8人プレイに挑戦deathからね。誰か殴ってもでも止めろよw

PC初心者やAoE初心者のころなら、自分が亀であることに気づかずそのままプレイしてしまうのは仕方のないところはあります。また気軽にパソコンを買い換えろと言われても、当時のパソコンは今と違いメーカー製のパソコンは20万円~の時代でしたから。

uraemon is 亀

というわけで、AoE黎明期の古豪であるuraemonさんを紹介させていただきました。やはり心に残るプレイヤー第一番手はuraemonさん以外ありえないでしょう。当時のAoE界隈はそんなuraemonさんを含め、個性あるプレイヤーがたくさんいました。本当にいい思い出です。

ちなみにーーーですが、私とuraemonさんは普通に仲が良かったです。だからこそ、uraemon伝説を後世に語り継ぐべく、こんな記事を書いたんですね。美談としたところでuraemon伝説は終了させていただきます。

番外編 - 当時のプレイヤーたち -

GASEさん

先程紹介させていただいたuraemonさんのご学友で、uraemonさんと一緒にAoEをお楽しみあそばされていたGASEさん。友達なんだからuraemonさんに亀で迷惑かけてるぞ!と伝えてほしかったwそういう意味では有罪であるGASEさんでした。

アッシマサさん

かなり初期からプレイされていたアッシリア使いの古豪。名前からしてアッシリア使いの政のような、いぶし銀のやばい奴ですが特に目立った行為もない、普通のアッシリア好きのプレイヤーさんでした。