dosiroutoAoEで公開していたAge of Empiresのファンリレー小説から全然関係ないものまで。
僕はごんた、一週間まえにAOEゴールドを買ってきた高校生さ!!
とりあえずIRCで多人数と対戦できるっていうじゃないのさ!これはやっておかないとダメマン。
僕は早速愛機のCanbeの電源を入れてインターネットにアクセスだ!
どうやらIRCというものを使って対戦者を集めるみたいだ。さっそく対戦チャンネルにjoin。
もちろん予習はばっちりさ!流れたIPアドレスを入力してゲームを検索したら、ばっちりゲームが見つかった。
みんなで仲良くAOE [鈴木さん] 1/8
よし、これに挑戦!数秒のアイドルタイムの後に待ち合わせ画面に、僕は5人目。あと三人だ
そしてそこへ6人目の男がきた。突然鈴木さんが狂ったように叫んだ、「デストロイヤーひろし!!」
今までなごやかであったチャットも、彼の登場により殺伐とした雰囲気に変わっていった。鈴木さんは
続けた。やつの名はデストロイヤーひろし、やつの農民ラッシュを喰らって再起不能になったプレイヤーは
数知れず、本名 田中ひろし 実家は農家をやっていることから農民ラッシュの理論もすべて完璧といわれている。
IRCでも超一流の技の持ち主だ!
ごんたの額から冷や汗がながれた。そして6人目のプレイヤーがjoin、そして7.8人目が同じにjoinしてきた。
今度は二番目のプレイヤー ジョナサンが悶絶した。おすぎとピーコ!!鈴木さんはまたしても発狂しそうな勢いで
解説をはじめた。
カウントダウンの魔術師、人は彼らをそう呼ぶ。チーム分けのカウントダウンで奴らは過去300戦を同じチーム
で戦ってきた。彼らがくんだ試合で奴らのチームが負けたことはまだ一度もないのだ!!
あまりのショックにごんたはマウスを握る手が震えてしまった。そのときだった。
1人落ちた。
たしか3番目のセバスチャンが。
それがきっかけとなったのかは分からないが
数人が連続で落ちた。
ごんたは「人間てのは単純な生物なんだなぁ。」と心から思った。
そして残ったのは農民ラッシュの方とカウントダウンの方と鈴木さんとごんただけだった。
ごんたピンチ。
IRCだった、突然鈴木さんがすごい剣幕でいかりちらした。そう、ゲームは回線エラーで落ちてしまった
プレイヤーのおかげで台無しになってしまったのであった。
「タッグマッチの意味がわかってないよぉ~!!」と、鈴木さんがIRCチャットで発言しまくっていた。
どうやら、アナログ回線で平気でAOEやるなよ~やってもいいけど落ちるなよ~!!との悲痛の叫びであった。
ごんたは37ポイントの悲しみを背負った。
IRC初日から対戦できないなんて不幸、ごんたはそう思ったが気を取り直し初心者チャンネルdosiroutoに
joinした。ここは名前の通りどしろうとが集まるところだと言われていた。が、その雰囲気は重苦しいものだった。
それもそのはず、先ほど、開始6分で漢の農民がペルシアの農民を骨でなぐった事について、ペルシアのプレイヤーが
激怒していたのだ!しかも、農民だけを殴るならまだしも、家から、中心までことごとく骨で破壊しつくされ
滅亡したということだった、またもごんたの額から冷や汗がにじみでたのであった。
ごんたは恐る恐る一文を打ち込んだ。
「漢が農民を殺してはいけないんですか?」
ごんたのメッセージにペルシアのプレイヤー眼鏡屋一号は更に怒りをあらわにした。
「農民が農民を殺すなんて俺は認めねえ!常識ねえのかこのくそやろう!」その眼鏡屋一号メッセージにレスがついた。
キン肉マン二世: 私は農民ラッシュ大賛成ですよ。」
ごんたの心臓はもはや爆発寸前だ。マウスを持つ手ががたがたと震える。
その瞬間、ごんたは昔のアル中の症状がぶり返した。フラッシュバック現象だ。
それは、ごんたの目の前をどぶろく密造で捕まったお父さんが
柳ジョージに連れて行かれる光景だった。
我にかえったごんたがCHOCOAを見つめると別のチャンネルでゲームが干された。
255.21.4.45 NR禁止きてきて
ごんたはすぐさまNR禁止ゲームに逃げた。ほとんどアイドルタイムもなくゲームに参加成功。
「これで安心♪」
早速ごんたはチャットであいさつした。
ごんた: はじめましてごんたです
海面ジャンプ:よろしく
FIFO1314:こちらこそよろしく
魔淫夢魔淫夢:YORO\^O^/
「メーテルどこ?」ごんたは止まった。
ごんたは、キン肉マン二世が干したTvBちーむ川口浩探検隊のゲームに参加してしまった。
そんなこんなで1週間。
ごんたもそろそろ慣れてきた。
喧嘩があっても知らぬ顔、わたしに関係ありません。
時にはちゃちゃまで入れちゃいます。
NR?本気道具R? ちいせえ、ちいせえ。。。。
今日も茨城県民の歌を口ずさみながらAOEをプレイしていると、
開始5分というのに警笛が響き渡った。
なんてこった!
あわてて探索をライオンに向けたが、僅かに遅い。
死を覚悟し、別の農民を探索に割り当てようとしたそのとき、
ライオンは何者かの一撃によって倒れた。
石包丁でとどめを刺すごんた農民の横に、異国の農民が現れた。
「だいじょうぶかい?ごんたくん」
その人物が問いかけてきた。
「ああ、銛をなげてくれたのは君か」
息も絶え絶えになりながら、ごんたは応えた。
「探索なんてするからそんなことになるんだよ」
「しかし、探索なしで飯はどうするんだい?」
「こうするのさ」
謎の人物はごんたに飯を1000貢いだ。
ただのチーターじゃん!
一転してごんたの目に侮蔑の色が宿った。
ゲーム後、ごんたはチート情報をかきあつめ、対策パッチをあてることにした。
ごんたのマシンは調子が悪くなった。(;_;
どうやらごんたの当てがったパッチは、バックドアーといって他人のコンピューターを不正に遠隔操作する
という恐ろしいパッチであった。だがごんたはそんなことを知らずに、今日も青銅15分を目指して#dosiroutoで
がんばっていた。開始三分かなり調子がいいが突然異変がおこった。二回ほどCDが開け閉めされ画面をよく見ると
自軍の農民が骨を持って隣国のペルシア。そう先日NRを喰らってぶちきれたペルシアンのダントンの国へ進軍していたのだ!!
慌てて操作をとりけそうとしたが、どのキーをおしてもポコーンとなるだけで農民の動きはとまらない。
とうとう、ごんたの農民は苺を採集しているダントンの農民を発見してしまいました。
16人からなる農民の大群である。さすがのダントンも警戒して
「NRは禁止ですよ」と、間の抜けたメッセージを全員にむけて送信した。
一気に場は騒然となった、ごんたの味方チャットでも誰かNRしたの?と話題はもちきりだ!
と、その瞬間にすでに農民は行動を開始していた、相手農民を骨で、そして確実に急所を狙い骨を振り下ろしていた。
ごんたは何もできない、何者かにごんたのパソコンは不正に操作されているのだから。
ごんたはまたも手ががくがく震え、額からは今までにないほどの冷や汗が滝を作っていた。
予想していた通りダントンは怒り狂っていた。
「おい、寒いぞ!」「NRだぞ!」「おい馬鹿NRっていってるだろうがコラ」
延々と罵倒は続いた、その間にもごんたの農民は恐ろしい程の探索技術で相手の伐採所を見つけだし
敵農民にたいして休むことなく攻撃をしていた。度重なるダントンの罵倒だが、その他のプレイヤーは
ダントンが偵察農民を殴っただけで文句をいうことを経験の上でわかっており、ましてや初心者チャンネル
#dosirouto、デストロイヤーひろし等、超大物NR名人なんているわけない。今回もまたいつものことだと
割り切り、H、CCCCCCと農民を予約生産することだけに熱中していた。
もう5分ほど経過しただろう。ダントンの陣には農民はなく町の中心のヒットポイントは残り50。
心なしかダントンの罵倒の覇気がなくなってきた。
「おい、それだけはやめろ!町の中心はやめろ!!」
ダントンの悲痛な叫び声はごんたの農民には届かず、農民はただひたらすら1秒毎に1回の単位で骨を振り下ろすだけだった。
とうとう残りヒットポイント30を切った。
「もうわかったから許してくれ!俺が悪かった、だから中心だけはお願いだ!!」
ダントンは本気だった、ごんたの目からは涙がとまらない。なんとかできないのか!ごんたは叫んだ。
そしてキーボードを両手で何度も叩きつけた。
しかしスピーカーからはポコーンと鳴り響くだけで、これといった変化は起こせなかった。
HPが残り10をきりカウントダウンの状態になった、10・・9・8・7・6
「なんでだー!なんでやめてくれないんだー!!」
異常だった、ダントンは何かにとりつかれたかのようだった。
あと一秒とせまったときだった。
「ダントンとの通信の問題があります」
そうダントンは壊れてしまったのだ。そういえば聞いたことがある、ダントンの先祖は
米屋で、土一揆の際に打ち壊された米倉の下敷きになって死んでしまったと、dosiroutoAOEの爺占いBBSで
刷り込まれたのだと・・・
ごんたの右手の人差し指と中指が異様にふくれあがっていた。どうやら突き指をしてしまったみたいだ。
ダントンを再起不能においこんでしまった罪の意識と重なりAOEを引退することを決意したのであった。
だが次の日にはダントンもごんたもIRCに顔をだし、何事もなかったかのようにAOEをやっていた。
しかしダントンとごんたの仲はサイアクになっていた。
ごんたが
「こんばんは。昨日はごめんなちゃい。」
といっても無視されたほどだ。
そもそも「ごめんなちゃい」の後に「>ダントンさん」をつけない
ごんたもごんただが。
しかし基本的に平和主義のごんたは仲なおりがしたかった。
そして仲直りのためにごんたのとった作戦とは・・・。
ともかくダントンに貢物をした。
もってる資源をほとんど捧げた。
ダントンが20分で鉄入りしたのに対し、ごんたは45分でやっと鉄。
そして、
「昨日はごめんなちゃい。」
とメッセージを添えた。
また、ダントンのユニットをとことんかばった。
ダントンの象が爺に狙われると真っ先に毛ゴキを派遣した。
もちろん敵陣に突入するため、
毛ゴキはすぐ近くのヤリヤリの餌食になるが。
けれど、ダントンの象が無事で爺が死んでいればごんたに悔いは無かった。
毛ゴキを殺されても恍惚の笑顔を見せるごんたは、
彼の顔が見えれば誰もが彼を気でも狂ったかと思うほどだ。
一方、ダントンのほうも次第に気を許すようになっていたように見えた。
が、実はすべてはダントンの策略であった!
遠隔でゴンタのPCを操作し、自分で自分の農民を殺し、さも自分は被害者であるかのようにチャットを送り、ゴンタに対して怒りを表し、そして、ゴンタから資源の供給を受け
仲直りしたように見せかける。なんということだ。
だが、ダントンと仲直りしたいゴンタには、知る由もなかった。
しかし、ごんたはある日、その事実を知ってしまうのである。
いつものようにあおえで
ごんた・ほか3名
vs
ダントン・ほか3名
でプレイしていた時だ。
その日、ダントンはラッシュを喰らいまくっていた。
戦車弓がダントンの町を蹂躙し、投石器が建物を瓦礫に変え、
鎌チャリが村人を殺戮していた。そして、ダントンはうっかり
「ごんた、貢物を」
と、全員にチャットを送信してしまった。
他のプレイヤーはみな思った。
「ダントンの犠牲者がここにも・・・」
そして、ごんたに言う。
「あいつはよく人を操って自軍に農民ラッシュをかけ、
こういう風に貢がせるやつなんだ!」
「このまえは俺の友達がやられたんだ!」
「そ・・・そんな・・・ダントンさんが・・」
困惑するごんた。そして、ダントンがとうとう真実をしゃべった。
「ああ、そうだとも!俺はこういう奴なのさ!!」
すると、4時の方向から聖職者がやってきた。
人の物を奪うしかない聖職者に、ダントンの顔がダブって見えた。
「嘘だ!!嘘だ!!うそだぁぁ!」
ごんたは泣き叫びつつ、ありったけの戦車弓を聖職者に向かわせた。
「あいよー・・・」
爺が呪文を唱え始めた瞬間、何本もの矢が彼に命中した。その場に倒れこむ爺。
そして、
「ダントンは敗北しました。」
の文字列が浮かんだ。泥棒の哀れな最後だった。
多くの悲しみを受けて、ごんたは確実に一歩一歩上級者への道を歩みつつあった。
ダントンがいなくなってから3日が過ぎた。
彼はあの日以来、#dosiroutoに来なくなった。
ごんたは改めて厳しすぎる現実を知った。信じてたのに…。
今日もまた、ごんたはCHOCOAを立ち上げ、#dosiroutoへ入った。
だがそこでごんたを待ちうけていたのは、あまりにも多すぎるプレイヤー達だった。
「11:38 #dosirouto:Zeruel: あら!こんばんわごんたさん」
「11:38 #dosirouto:niku29:こんばん~♪ごんた」
「11:39 #dosirouto:kunionooden: やあ>ごんた」
一体どうしたことだろう。
なぜこんなマイナーチャンネルのいつも多くても10人しかいないチャンネルに、
なぜ30人を超える人々が!
その中には天才の名を欲しいままにするドラゴン努までいた。
努が通った後には石壁一つすら残さない事で、回りから自然発生的につけられたのが
ドラゴンという異名であった。
ごんたも密かに憧れていた、いや狙っていたといったほうが正しいだろう。
しかしそれ以上に凄ざましい殺気を放つ男達がいた。
キン肉マン二世が率いるちーむ川口浩探検隊チームの面々からは明らかにドラゴン努を警戒し
dosiroutoから出ていけといわんばかりにCTCP攻撃(回線に負荷を与える攻撃)を繰り返していた。
そして、必殺といわんばかりにTvBゲームを干してドラゴン努を罠にかけようと待ちかまえていた。
ごんたもドラゴン努の妙技を拝もうとそのゲームに参加した、そこに川口浩探検隊の卑劣な罠が
待ちかまえてるとも知らずに・・・
開始3分。ごんたはドラゴンと組んでいたのだが、突然、キン肉マンの投石器がやってきた。
「!?」
困惑しつつも農民を一人攻撃にだした。それを目撃したドラゴンは
「やめろ!逃げるんだ!」
と言ってきた。投石器の石はこうかわしていけばいいのに・・・と思いつつ、飛んできた石を避けるよう農民に指示した。
ドカーン!
石が炸裂し、かなり離れていたはずの農民までが死んだ!
奴はビッグバーサだったのだ!
また、いつのまにか家にバリスタの矢が集中していた。
ICBMを装備したバリの仕業だった。
ごんたは開始3分で遷都をするはめになった。
・・・だが、これはこれから始まる激戦の序曲に過ぎなかった。
「許せないです! 内緒にしておくなんて!」
ごんたはそう言い放つと「POW」とチャットを入力した。
これで極悪三輪車BABYが現れるはずだ。
だが、三輪車が出ない!!
ごんたのチームだけはチートが使えないのだ!
次々と投入されるビッグダディー。
ごんたは滅亡寸前だった。ドラゴンも滅亡しそうだった。
しかし、そのとき!
「逃げるんだ!」
画面左上に表示されたメッセージと同時に緑色の特殊機動兵が大量になだれ込んできた!
そして、キン肉マンのビッグバーサとビッグダディーを次々と破壊し、資源を大量に送ってきたではないか!
送信者は、敵のはずである毛瓶マスクだった。
ごんたとドラゴンはすぐに毛瓶マスクの町へ避難した。
「どうして僕たちを助けてくれんですか?」ごんたは毛瓶の理由を知りたかった。
画面左上には「裏切りやがったな!殺してやる!」とキン肉マンのメッセージが表示されていた。
一方、毛瓶さんの援軍が届かなかったドラゴン以外の2人はあっさりと滅んだ。
だが、ここからの展開がすごかった。
怒り狂った筋肉マンが自軍を捨ててGAIAで動物を操りだしたのだ!
しかも全ての動物たちが王になって。
裏切りを受けた筋肉マンは気が狂ってしまったのか?
軍隊のいない毛瓶さんの陣地にその辺にいるガゼルどもが突っ込んでいった。
なんと言う事だ!
毛瓶さんは三輪車バイオレンスベイビーを出すまもなく、草を食んでいるだけのガゼルに
町の中心をことごとく破壊されてしまった。
バリスタの長距離ミサイルが飛び交う中、僕はありったけの農民を毛瓶さんの陣地に送り込んだ。
ガゼルと名乗る筋肉マンを食べるために…。
数十人の農民の前に、動物はすべてぺろりと食べられた。
(注:落ち延びたごんたは農民作りに精を出していた。)
筋肉マンは落ちた。たとえ獅子の王、象の王、鰐の王と言えど、農民が十数名束になって槍投げたら死んでしまう訳で、ガゼルの王などは問題外だった。
筋肉マンの動物軍団はごんたの農民の前に敗れ去ったのだった。
毛瓶さんの町の中心跡地に貯蔵庫を建てて、獲物をむさぼる農民を見ていると、
筋肉マンの目からは涙が溢れてきた。
チートを使っても勝てなかった・・・・チートを使っても!
むしろ、チートを使うことで彼の負けが決まったのかもしれない。
三ヵ月後、ごんたは今は一流プレイヤーとなった。
15分の美しい青銅入り、止まらない鉄ラッシュ。
他のあおえページにも名前が載っている。
だがごんたの試練は終わったわけではなかった。
いまや上級者として名を知られるようになったごんたにもまだクリアできない壁があった。
それはコンピュータとの対戦である。
非常に難しいモードで戦うと7分青銅いりとかいうおちゃめな文明が必ず出てくるのだ。
何回やっても勝てないごんたは、意味ありげにラジオ体操をはじめた。
なぜだ!!なぜなんだ ごんたーー!!!
じつはラジオ体操とあおえには深い関係があるのだ!
と思ったが実は何にも無かったりする。ごんたはラジオ体操が終わったらひらめいた。「じゃあ自分が青銅六分で入ればいいじゃん」と思った。「さっそく練習 練習・・・」しかし、そう簡単には青銅六分行けるはずが無い。ってゆうか出来るわけがない。しかしごんたは一睡もせず練習し続けた。そして一週間後・・・ 「やった!青銅六分に入ったぞ!やったやった!」浮かれるごんた。しかし・・・
「やったー」・・・・・・ジリリリリ!!
「ふぁー・・・あれ?」
夢だった。
ためしにあおえを起動して青銅六分を試した。
やはり出来るわけが無かった。
ごんたはちょっぴり悲しくなった。
その夜、気を取り直しておもむろにCHOCOAを起動した。
そこではちょうど一戦を交えようとしていた。
ごんたは流れてきたIPを入力し、ゲームに参加した。
そこには田中ごんぞう。ごんたの実の父親の名前がプレイヤーリストに
映し出されていた。親父は出張しているはずでは!?
ごんたが疑問に思いながらモニターを見ていると、ごんぞうのメッセージが現れた。
「お前がごんたか!なかなかの強面と聞いているが、俺は倒せないだろう
なぜならお前は俺には絶対勝てない理由があるからだ!」
そのメッセージを読んだごんたは、ドキッとした。そして聞いた。
「あなたは誰なんですか?その理由とは?」
「A-CHI-CHI A-CHI」
ごんたの額から脂汗がにじみ出てきた。
そのメッセージは、ごんぞうとごんたの関係を語っていた。
(間違い無い…こいつは俺の親父だ…!
リッキー・マーティンより郷を選んだ俺を知っている…)
開始12分、いきなりゴンゾウからフォトンマンが送られてきた。
けっ、またこのパターンかよ。ごんたは自分もphoton manとチャットで打ち込む。
しかし何もでてこない。よくみたらフォトンマンに見えたユニットはゴンゾウの偵察
農民だったのだ。ごんたは試合前のゴンゾウの陽動作戦のため余裕というものが無くなり、
まさにゴンゾウの思う壺であった。
そのためにごんたの青銅入りが2分も遅れてしまったのである。
しかしごんたとゴンゾウの圧倒的なAOEプレイヤーの差をみせつけられるのは
これからであった。
「つ、強い!」
そのときいきなり変なもんがとんできた。
ボーン!
ごんたの農民がつぎつぎと倒れていく。
しかしその変なもんの勢いはとまらない。ボーン!ボボーン!
変なもんはどんどんふえていった。
なし,その時、ごんたには東京大空襲の情景がダブって見えた。
ひるるるるるる・・・どどどどどごおん!
曽祖父のの命を奪った憎むべき東京大空襲。
彼はもう忘れてしまったのか!あの阿鼻叫喚の情景を!赤々と燃え上がる灼熱の焔を!
「おのれ・・」
ごんたの心の中には憎悪と焦燥が入り混じっていた。
ゴンゾウは調子に乗って変なもんを増やす。
プチッ!
その時、ごんたの中で何かが切れた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そう。切れてしまったのはごんたが無造作に掴んでいた電話線だった。
ごんたは泣いた。ネットを通して自分の親爺が実は少女であり生き別れの兄であり
また駱駝騎兵の飼育係である事を知ったのだ。
「はっ、そうか!」
ごんたは何かわかったかと思うといきなり立ちあがった。
そうだ!くそう!おれをこんなにも苦しめたAOE.それから開放されるには・・・根元を断ち切る。つまりもとを破壊すればいいのだ。
「待ってろよビル・ゲイツ!」
おれは「侍・ブレード」を片手に単身アメリカに乗り込んでいった。
おれは泣いていた。あまりにも不甲斐ない自分に・・・。せっかく買ったパソコンをエロゲー以外に使用しない自分に。やっと入ったインターネットは18禁 コーナー以外に行ってなく、エロくてグロくてロリィな画像を必死でダウン・ロードしていた自分に。そして・・・そしてパソコンの前で、(エロゲーをやって る最中に、またはエロイ画像を見ていた時に)とっても恥ずかしい事をしようとしたら、妹に見られてしまった自分。さらに、パソコンをイカ臭く染めてしまっ た自分に・・・!
・・・ちくしょう、ちくしょう!これも全部ビル・ゲイツの仕業だ。あいつめ、会ったらと、とんでもない目に合わせてやる。
おれは、鬼神とかしてアメリカ行きの船に乗り込んだ。
そして、冒険は始まる。
ステータス
名前 ごんた
L 1
HP 20
MP 0
スライムが現れた!
ごんたの攻撃!
効いてない。
そしてスライムの反撃。
ごんたはスライムの攻撃をまともに喰らって倒れた。
「はっ!」
ごんたが目を覚ましたときには、ごんたの陣地はゴンゾウの象と鎌と槍に蹂躙されていた。
怒りのあまりごんたは電話線を握りながら失神してしまったのだ。
「フォフォフォ、おぬし弱いのう。」
ゴンゾウが馬鹿にしてくる。
「ワシがお前に戦の極意を仕込んでやる!」
そういうと、ゴンゾウは驚くべき戦術を使ってきた!
すると、突然、ゴンタの町にゴンゾウの棍棒戦士が雪崩れ込んで来たのだ!
「こいつどういうつもりだ?」
そう、ゴンタは、心の中で、思った。
棍棒戦士が、だいたい100人集まったであろうか・・・
しばらくして、ゴンゾウから次のようなメッセージが、ゴンタのチャットに流れてきた・・・
「これを見て思い出すことはないか?>ゴンタ」
ゴンタはハッっとした。
そうあれは5年前の出来事である・・・・
・・・ゴンタは、13歳であった。その日ゴンタの母親は、ゴンゾウに嫌気をさし出て行ったの
であった。そして、ゴンタは、悲しさのあまり一人で部屋でオナニーをしていたことである。
そこへ、ゴンゾウが、棍棒を振りながらゴンタのオナニーシーンをビデオ撮影していたのだ!?
「何をするんだゴンゾウ(ゴンタは、父親を尊敬していなかったため父親をゴンゾウと呼び捨てる)」
そして、ゴンゾウは、言うのであった
「ふふ、これを、インターネットで、ばら撒いてやる、くくく」
そう、ゴンゾウは、古くからの、インターネットユーザであり、NETゲームオタクであったのだ!
・・・・・・と言う思い出が、ゴンタの脳裏に焼き付いているのであった。
ゴンゾウから、受けた一生消えないトラウマ。ゴンタは、その日のゲームで、キーボードを涙で濡らした。
そして、その日のゲームは、ゴンゾウの圧倒的な大勝利に終わるのであった。
次の日、ゴンタは、キーボードの上で、目を覚ました。キーボードが、寝汗と涙と涎で濡れている。
そして、24時間寝ていたゴンタは、気がつくともうテレホの時間に到達しているようであった。
ゴンタは、いつものようにキャンビーの電源を入れようとした。その時でした・・・
Please Ctrl+Del+Alt To Enter Setup
いつものように、繰り返されるBIOSのスタートアップ画面・・・
次には、あの忌まわしきビルゲイツのWINDOWS98の画面が表示されるはずであった・・・・
しかし・・・・
「ぴぃ~~~~~~~~~~~」
突然キャンビーから、奇怪な電子音が鳴り出したのである!
「ふはははは」いきなりゴンゾウの顔が映し出された!「明日十一時(深夜)のdosiroutoで待つ。それまでに強くなるようにな。今のままだと弱すぎるからな。フハハハハ」ぷつっ とゆう音と共にいつものBIOSの画面が出た。
ごんたは超強化合宿をした。
彼の実力は82%増えた。
当日の午後十一時。
ごんたは部屋にあった甲冑も着てやる気満々だった。
「いつでも来い!ゴンゾウ!」
「待っていたぞ。H2Hで勝負だ!」
ゴンゾウは一対一の決闘を申し込んだ。
「望むところだ!」
ごんたは鉄入りまでは普通のプレイスタイルだった。
「ふ、相変わらず弱いな。」
ゴンゾウは思った。
そして、軍備を整えて出陣し、ごんたの陣に攻め込んだ。
その途端、ゴンゾウは驚きに満ちた声をあげた。
「なにッ!?」
彼が見たのは一人一人完全にコントロールされたごんたの兵士の動きだった。
ごんたはオキシドールを飲むことによってマウスさばきが常人の百倍も素早く正確になるのだ。
この能力は強化合宿で会得した能力だった。
「く、すこしはやるな・・・・奥の手を出すか!」
ゴンゾウの言う奥の手が繰り出されたのはそれから間もない頃であった。
ゴンゾウは、送り出した兵士を考えられない方向へと移動し出した。
なんと、ゴンゾウのアリどもはゴン太の陣地から円を描くように。
そう。農民を検索させるかのようなあの不気味でヒステリックな狂気に満ちた行動をとらせたのであった。
さすがのゴン太もこれには戸惑った。しかし考えたゴン太は、きこり達のところへヤリリンを
派遣してきこりを守る体制に出たのだ。王道である。ゴンゾウに王道など効くはずもなかった。
なぜなら、ゴンゾウとは外道極まりない変態人間だからだ。
ゴンゾウは重投石で歩兵もろとも農民を吹き飛ばしていた。
騎兵を出すと、二列目の重投石が石を投げた。
「一列目の重投石は・・・!」
ごんたはその惨状に涙をのんだ。味方のカタパルトを・・・・!
挙句の果てにゴンゾウは騎兵育成所を壁で囲み始めた。
ごんたは爺やと鎌のガードに手が出せない。
「ATフィールドじゃ」
八重にも壁を張ったゴンゾウは誇らしげに言った。
「甘い!」
ごんたはそう言うと、傍にあったニトログリセリンの瓶を口に運んだ。
なんと、ごんたは棍棒戦士100人をゴンゾウの陣地に突っ込ませたのであった!
(別にすぐに100人できたわけではない。青銅で畑を張りまくっていて戦士育成所で養成していたのだ!)
「あっ!わしの戦術をぱくりやがったな!汚いぞ!」
ゴンゾウは棍棒戦士を見るなり喚き散らした。
自分も汚いくせに人に対してはうるさい奴である。
「そういう自分だって汚いじゃないか」
ごんたはそう答えると、棍棒さんを突撃させた。
「阿呆が・・・」
ゴンゾウはそういうと鉄の時代の兵器で棍棒さんを追いかけた。
にやりとごんたは笑った。
今、ごんたの精鋭重騎兵と精鋭弓騎兵がゴンゾウの陣の奥深くに潜伏している。
騎兵は農民の前に踊り出ると、数秒のうちに農民を全滅させた。
「いかん!!」
ゴンゾウは急いで軍を自陣に戻し始めた。
これは決定的なミスであった。
棍棒戦士もゴンゾウの軍を追いかけ始めた。
ついに足の遅い投石機や弓象さんを連れたゴンゾウの軍は棍棒さんに追い着かれ激戦が始まった。
その瞬間、ごんたの騎兵はゴンゾウ軍に攻撃を開始した!
挟み撃ちとなったゴンゾウ軍は壊滅し、生き残りのアリと駱駝などがとぼとぼと帰還していった。
そして、ゴンゾウはこう言い残し降伏した。
「わしはもう死ぬ・・・・・」
「!!!」
ごんたは家を飛び出た。
そして、最寄の駅に向かって走り出した。
真夜中の空気は冷え込み、風で木がざわめく他に音はなかった。
「どうしたの?お兄ちゃん!」
追い駆けてきた妹が叫んだ。
「ゴンゾウが自殺しようとしてるんだ!」
電車では間に合わないと考えたごんたは、ミョウバンの結晶を飲んだ。
ミョウバンを飲めば、ごんたは走るスピードが音速を超える。
ごんたは一瞬で25㌔先のゴンゾウ家についた。
「ゴンゾウ!」
ガラリと戸を開けると、そこには変わり果てたゴンゾウの姿があった。
「お父さぁぁぁぁぁぁん!」
その時、ごんたにはかすかにゴンゾウの鼓動が聞こえた。
ゴンゾウはまだ生きていた!
一ヶ月入院したゴンゾウは、元気を取り戻していった。
ごんたは、その間も毎日欠かさずあおえをしていた。
ある日、深夜の#dosiroutoにてまたもすごい人を発見してしまった!
それは、なんとすでに、Age of enpire 5 をもっているというのである
5とはどんな物なのかと聞いてみると、こう答えた
「5は、農民オンリーだよ」
・・・・・・・ごんぞうはその日枕をなみだでぬらした・・
なぜゴンゾウが泣いたのかは定かではないが
どうやら3は1900~3000までがテーマで、毒ガス兵器やら生物兵器、核兵器
を駆使して畑を耕す。というゲームらしい。
ごんたは、AOEとAOKに生きていこうと硬く決意した。
ある日、ごんたが街を歩いていると驚くべきものを見つけたのだった。
AOE6を見つけた!しかもサブタイトルは「~age of okama~」
ごんたはその場で失禁した。うOこも出てしまった。
かいしんの一撃!
スライムに13のダメージスライムをやっつけた。
ごんたはAoEのレベルが上がった!
NRをおぼえた
車輪の研究ができるようになった。
翌日、ごんたはあおえ3の体験版を入手した。
「日本の興亡」というキャンペーンがプレイできた。
最初のシナリオは「旅順の攻防」。
「日露戦争か」とごんたはつぶやいた。
ゲームを始めると6人のスーツ姿の町の人と、4人のライフル歩兵がいた。
その傍らには町の中心があった。
「へえ・・・最初の時代は『機械化の時代』っていうんだ」
とりあえず穀倉と畑と家を建てた。4人のライフル歩兵をクリックすると、見慣れぬボタンがあった。
「なんだこりゃ?(かちっ)」
ごんたは安易にそのボタンをクリックしてしまったが、これは日本特有のコマンド、特攻だった。
特攻の命令を受けたライフル歩兵達は敵陣に向かってとことこと歩き出した。
そして、ついに特攻隊はロシアの農民を見つけた。
パーン!一瞬にして農民を全て殺した!しかし・・・
「うぎゃ~」ライフル歩兵達も死んだ。特攻すると攻撃力は格段に上がるみたいだが、
ある程度殺すと死ぬみたいだ。
その夜ごんたが寝ていると枕もとに・・・
かいしんの一撃!!!!!!!!!!!
「ごふぁ!」
気が付くと、ゴンゾウから手紙が来ていた。
「明日十二時にdosiroutoにてあおえ3体験版で勝負しろ
ゴンゾウ」
ごんたは目の色を変えてパソコンを起動した。
予告編
しかしごんたのパソコンは病におかされていた・・・
「もし起動したらこれが最後の起動になるかもしれない・・・」
ごんぞうはすでにIRCに入っていた
「ごんため・・おじけずいたか・・・」
二人の気持ちが交差する中 次回ごんたが覚醒する!!
とその時・・・。
IRCで誰かが言った「AOEなんかやらねーでAOKやれ!タコっ!」
とその時・・・。
IRCで誰かが言った「AOKなんかやらねーでAOKやれ!タコっ!」
「そうだな・・・・・・時代は青家かもな・・・」
ごんたは、ゴンゾウと記念すべき第一回あおけH2Hを始めることにした。
ごんたは青家を起動した
ががっ・・・
「うっ、なんだこの不快な音はっ・・・」
そう、青家は極大までPCのパワーを使う
そのためごんたのもつ旧式のPCでは
猛烈にリソースを奪う!
「起動まで4分・・・とんでもないやつだ」
ピーががっ
起動してからもごんたのPCは不調だ
IPを入力して、ゴンゾウのゲームへと入った
「ふふふ・・・ごんため、あの旧式ではつらかろう」
ゲームは開始された
「お、おもい・・・!」
開始直後から画面はスローだ
なんといってもキャンビー
最初からいらないものがごちゃごちゃと
ついてるだけあって余分なパワーを食う
青家の必要スペックさえみたしていないので
もはや拷問に等しき動作!
マウスカーソルは5秒もあとに反応するし
斥候はなかなかうごかず、農民も怠惰だ!
「ごんため、それでも続行するか」
ゴンゾウはごんたの点数がわずかながら
上がっていることから察した
(暑い魂の持ち主だ
むさくるしいまでの息子よ・・・
だが、ワシからの試練はそれだけではない!)
ゴンゾウは、鬼のごとく、チャットを打ち始めた、<CHEESE STEAK JIMMY'S(繰り返す)>
画面にCHEESE STEAK JIMMY'Sの文字が10回出た、
ゴンゾウ:「しまった!裏コマンドは使用不可だったのかっ!(激」ゴンゾウの切り札は、破れた、、
ごんたは、思った、(こいつ、かなりのバカだ!コピーして入力すれば、いいのに)
ごんたは、燃え滾るような、真っ赤なふんどしを、まとった、農民を集合させた。
ごんたは、農民の魂の鉄拳を食らわせるべく、ゴンゾウのいる所へ進んでいった。
ゴンゾウの領地に着くと、ゴンゾウはのんきに畑を耕していた、、、
ごんた:「ふふふ、死ね!ゴンゾウ!」
その時、地響きのような、ゴンゾウの声が聞こえてきた!(チャットなのに、、!)
ゴンゾウ:「かかったな!」
ゴンゾウの農民は、さっと町の中心に隠れた!
ごんた:(っえええ!??)ごんたは知らなかった、青家は、町の中心に入ることが出来ることを、
そしてそれが、恐ろしい事を意味することを、、、ゴンゾウの町の中心から、恐ろしい数の矢が、
ごんたの農民へ、むかって飛んできた、
ごんたの農民は、2人が生き残っただけだった、(しかも、男と男)
ゴンゾウ:「NRは通用しないんじゃ、ばか者!、、、これでも食らえ!」
次の瞬間、ゴンゾウの町の中心から
農民が現れ、ごんたの農民を撲殺した。
・・・勝った。
ゴンゾウは勝利の喜びに数秒酔いしれたが
どことなく不思議だ。
・・・ごんたが敗北していない。
それどころかごんたの得点が急激に
上昇しはじめている。
・・・まさか。
そのまさかであった。
ごんたの農民は相手を油断するためのものだったのだ。
ごんたの町はすでに人口も50人を超え、侍も10人程度作られている。
・・・なぜここまでおもいのにこの進化スピードが?
おもい?イヤ、むしろかるいぐらいだ。
ごんたのパソはじつはCPUをかえていた。
最初、おもかったわけはほかのアプリをたくさん
起動させておき、昔のおもおもマシンと思わせる
作戦だったのだ。
ごんたは小さく囁いた。
「これでも食らえ」と。
ゴンゾウの町に侍がおしかける。
ゴンゾウの農民は無惨にも全員、切り殺され、
町の中心までもが炎をあげている。
ゴンゾウはチャットでこう言った
「次はあおえ3で勝負しようぜ。ごんた。」
・・・ねえよ、そんなもん。
ごんたは悔し半分でそう答えた。
しかしパソコン机の横には新品のあおえ3が
あるではないか。
「誕生日ぷれぜんとだ。」
ごんたは泣いた。
それは、ビル・ゲイツとゴンゾウからの心温まるものだった。
早速起動してみた。
「す・・・・すげぇ」
なんと文明によって、同じユニットでもスタイルや肌の色まで違ったりしていた!
プレイしてみると、戦車や爆撃機、戦艦や歩兵などバラエティーに富んだユニットがあった。
もちろんごんたは日本でやってみた。
歩兵のHPとスピードにボーナスがあった。
しばらくすると、コンピューター(緑)のドイツが攻めてきた。
「・・・つ、強すぎる!」
何台もの装甲車や戦車(青家の騎士よりも強くて高い)
が送り込まれてくる。たちまちごんたの歩兵はゴミのように蹴散らされ、
頼みの砲台も火を噴いている。よくみると、遠くにはドイツのユニークユニット
であるパリ砲まですえつけられている。
おまけにドイツの奥の敵である、イラクからもイスラム教徒である強力な歩兵がきている。
やつらはイラクのユニークユニットで、攻撃力は通常の歩兵をはるかに上回る。
ごんたはここで終わるかと思われたが、奇抜な戦術でこのピンチを切り抜けた!!
その戦術とは・・・
ごんたの目から大量の涙があふれ出てきた。
ごんぞう:な、なにをするつもりなんじゃ!?
(隠しカメラで見ている)
ごんたの涙がコンピューターを洗脳していく。
そう、あおえ3は人工知能付だったのだ!!
ごんた:ひどいよ、グスングスン。
コンピューター:ご、ごめん。ちょっとやりすぎたかな~。オロオロ。
なんか敵の軍隊が一瞬のうちにDElされた。
ヒトラー(ドイツのCOM):もういいだろう?
ごんた:うんありがとう
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・なんかいやだ。
こんなの戦いじゃない!!!!
毛沢東が部族の象徴を建てはじめました!!
ムッソリーニ(イタリアCOM):もーあかん。ファシズムの時代は終わった。
ムッソリーニ:ワイの負けや。
ごんた:お前一番中国に近いだろうが!!
--ムッソリーニはゲームを放棄しました。--
・・・・・・・落ちやがった。なんて性格だ。
ケネディ(米COM):ごんた、象徴破壊のために力になってくれ
--ケネディは外交姿勢を「同盟」に変更しました。--
ごんた:中国の攻撃喰らったへるぷたのむ
ケネディ:使い物にならんな
--ケネディは外交姿勢を「敵対」にしました。--
・・・・・・・むかつくヤロウだ。
突如、ごんたの陣が真っ白に輝いた!!
--スターリンが核兵器を使用しました!--
!
突然はだしのゲンがよみがえってきた。
そうぼくははだしのゲンの愛読者で、
毎日学校の図書館で放課後よんでたなぁ
って、ああ、ごんたの歩兵農民たちが
皮膚をただれさせて動いてる~きゃー
残存ユニット表示数はどんどん減ってく。
5・・・4・・3・2・1
--ごんたは敗北しました。--
-ケネディがごんたに政府開発援助(ODA)を送りました。--
ごんた:おお!!ケネディ。さすが人工知能つきだ!!
しかしそのとき援助されたごんたの町の中心にとてつもないものが飛んできた。
ごんた:核だ!!ケネディめ!!核を使いやがったな!!
そう、ケネディは勝利の快感をもう一度味わうために援助してきたのだったのだ!!
--町の中心は破壊されました。--
--町の人は被爆しました。--
--町の人は被爆しました。--
--町の人は被爆しました。--
ごんた:ひ・・被爆!?
その時、倒れたはずのユニットが再び立ち上がった!
ごんた:あり、黒騎士誕生か!?
ちがう!たびかさなる放射能をあびたごんたの町の人は
ミュータントに進化したのだ。
移動速度はT。テレポートだ!
ごんたはケネディ暗殺部隊を組織し始めた・・・・・・
なんて建造スピードだ・・・!!
ごんたは思った・・・
「うひひひ、こっちも核で反撃してやる!!」
・・・・・・
しまった!!日本では核兵器は作れない。
どうする!?ごんたぁーーー!!
核兵器がだめなら、
おわりだ!!
そのときケネディからこんな発言が
「ミュータント農民!?チートじゃないか!!」
・・・・・夢が終わった。
ごんたははっと目を覚ました。時間はテレホタイム、ごんたはごんぞうとの戦いの前に
RoRで気分転換をしようとした。
いつものように#dosiroutoへ行き、対戦に参加する。
しかしそこには見かけないハンドル名があった。
「切り落とし斎藤」
一同はただならぬ雰囲気に包まれていた。
しかしごんたはこの意味に全く気づかなかった。そして、これが恐怖の始まりであった。
開始20分、ミノアを使っていたごんたは戦闘弓射手を量産、攻撃を開始。
相手は「切り落とし斎藤」!!ごんたは手当たり次第に農民を殺していった。
その瞬間
「なにさらしとんじゃボケ!!しばくぞくぅおらー!!!」
というチャットを残し颯爽と斎藤はと切れ落ちをした
その時、仲間の一人が「な・なんてことをしてくれたのだ・・・世界がどうなってもいいのか!!!」
と言ってきた。
世界?ごんたは事の重大さに気づいていなかった・・・
説明しよう、「切り落とし斎藤」本名 斎藤 五郎は別名ハッキング斎藤と呼ばれ、自分がキレた時は
ゴリラように怒り、相手のコンピュータをハッキングし、データはおろかパソコンそのもの
を破壊し、強さを誇示するのである。
アメリカのペンタゴン、ロシア政府のコンピュータシステムなどに侵入した経験があり
いざとなれば世界を核戦争に追い込むことができる超危険人物であった。
・・・・
ごんたはその後のIRCチャットでその事を知らされた・・・・
そして自分がした事の重大さにようやく気づき、自分を責めた。
突然、斎藤がチャットに乱入した。
その時仲間の一人が
「やばい、解散だ!!早くチャットを抜け出せ!!!・・・ごんた!!お前もだ!!
手遅れになるぞ!!」
ごんたはサーバから強制的に切断された。
その直後#dosiroutoのサーバは未確認コンピュータウィルスによって壊滅、
#dosiroutoのチャンネルはこの世から消滅した・・・・・・
ごんたは自分を責めつづけた
「自分のせいで#dosiroutoは消滅してしまった!!すまん!!みんな!!!」
ごんたは自殺を考えて遺書を書こうと決意するまでに至った。
そしてペンを取り出そうと机の引出しを開けた・・・そのとき一枚のCD-ROM
を発見した。CDラベルには「開ける事無かれ」と記されてあった・・・・
そのCDには・・・・
なんと、ゴンゾウからのワード文章だった!!
「斎藤を倒したければ、
そう。ウイルス禁止CDを起動させるべし。
ダウンロードできる場所はないが。しかし、ヒントは
実在するAOKページ、大阪の塔にあるだろう。
E-MAilがアドレスだ。
それでは頑張れ・・・・」
ん、もうひとつ・・・・・
「p.s.
ごんたよ・・・
わしは母さんと、もう一度やりなおそうと思っちょるよ。」
ごんたは泣いた。
ごんたの頬を流れるはひとすじの涙。
家族4人でたのしくAoE。それがごんたのささやかな望みである。
おかあさんが好んで使ってた文明は、
情熱を意味する文明、その名はミノア!!
戦闘弓射手をこよなく愛する熱血漢であった。
ゴンゾウは続けた・・・
「2001年・・世界AoE選手権が開催される。私は国内予選にエントリー使用と思っている。
4人一組でチームを組み予選に応募し地区予選、県予選、そして全国大会に勝ち抜くことで、AoE
のプロフェッショナルプレイヤーとして世界に挑むことが出来るのだ。
もちろんお前にもワシのチームに加わってもらおうと思っている。世界を目指し、そして世界チャンピョン
になった時、ワシは改めて母さんとやり直そうと思っておる。
詳しい話は明日、午後10時、IRC「#ゴンゾウチャット」に来てくれ。」
ゴンゾウの話は終わった。
ゴンタの決心はすでに決まっていた。世界大会に優勝して、もう一度、家族仲良く楽しく暮らす事。
それはゴンタの夢でもあった。
・・・・・
突然、Eメールがゴンタの元に届いた。送り主は斎藤!!
斎藤「新規H2H12.68.32.59へ「AoE3」で来い!!キレ落ち無しで真剣勝負だ!!」
ゴンタは迷うことなく斎藤の挑戦を受けることにした。
そして、戦いの火蓋は切って落とされた。石の時代からの勝負だった。
ゴンタはローマ、そして斎藤もローマというWローマ合戦となった。
開始9分、斎藤の斧がやって来た!!
ゴンタ「なに、斧か・・・」
斎藤「斧禁止とはだれも言ってないな、せいぜい農民で対抗したまえ。」
ゴンタはすぐに原始弓で斧に挑んだ。
斎藤「甘いな!!タワーラーーッシュ!!」
斎藤は斧戦士を守るように塔を建てた。
ゴンタ「くそっ、これでは斧戦士に近づけん。」
ゴンタはスリンガーで塔を攻撃し、原始を斧に集中攻撃させた。
斎藤「いい攻撃だ、しかしこうしている内に貴様の進化は乱れていくのだよ。」
ちょうどそのとき、ゴンタは斎藤の塔ラッシュ農民を見つた。
ゴンタ「そこかーーーーー!!!!」
斎藤「ええい、覚えていろ。撤収だ。」
道具合戦は終わった・・・
斎藤は青銅入りを急いだ。そしてゴンタもなんとか青銅入りを果たした。
そして、戦況を翻すゴンタの痛恨の一打が斎藤の青銅入りと同時に飛んだ。
斎藤「なに、いつの間に青銅剣が・・・」
ゴンタ「道具ラッシュの混乱に乗じて裏小屋を建てさせてもらったのさ。」
斎藤「たかが、青銅剣にやられはせん!!」
斎藤は内政を乱されながらも騎兵で青銅剣を葬った。
この戦いは全くの互角!!
ついに戦いは鉄の時代に持ちこまれた。
ゴンタは重バリ+釜で斎藤を襲った。
斎藤は釜を塔で食い止め、塔の間から、投石を重バリに差し向けた。
ゴンタ「やるな、斎藤!!」
斎藤「久しぶりだな、こんないい試合は・・・」
ゴンタと斎藤はすでに宿命の敵同士というより、よきライバル、よき友人同士となっていた。
・・・試合時間は2時間を過ぎようとしていた。
そのとき、突然、見たことも無い兵士がやって来た。
その名は「長剣戦士」
ゴンタ「ばかな、あれは確か」
そう思いつつもゴンタは町の中心をクリックした。
するとそこには「城主の時代への進化」があった。
ゴンタはすかさず進化し、長剣戦士と城を築いて、斎藤の部隊を葬った。
斎藤「やるな、しかしこれどうだ!!」
ゴンタの元に遠投投石器+近衛剣士が押し寄せた。
もちろんゴンタもすぐに皇帝入りし、重石弓射手と近衛剣士で斎藤の攻撃を防いだ。
斎藤「ええい、これでとどめだ!!」
海から蒸気船の大砲がゴンタの町を襲った。
ゴンタ「蒸気船!!!!まさか・・・・」
まさかと思いつつゴンタは町の中心を見た。
・・・・・機械の時代への進化・・・・・・と記されてあった。
もちろんゴンタも機械入りし、砲台を設置し斎藤の攻撃を防いだ。
ゴンタ「今度はこちらから行くぞ!!」
ゴンタは機械の次の時代、電気の時代へと進化し戦闘機+戦艦で海と空からの二面攻撃を展開した。
斎藤もこれに続き電気入りを果たし潜水艦とパトリオットでゴンタを押さえ込みにかかった。
二人の戦いは「情報の時代」につづく。
レーダーの研究によりゴンタは敵をすばやく捉えることに成功した。
そこを長距離ミサイル+ファインセラミックス剣戦士+人造歩兵により戦いを有利に進めようとした。
斎藤「レーダーとは姑息な、」
こう言うと斎藤はレーダーかく乱物質の研究を済ませレーダーの効力を無効にした。
ゴンタ「そうやすやすと滅んでくれそうに無いな・・」
ゴンタは「先端科学の時代」へと進化した。
そして、飛行型レーザー戦艦を投入した。
斎藤「目にもの見せてくれよう。」
斎藤はジオングを生産してゴンタの戦艦を沈めた。しかしジオング部隊も全滅した。
ゴンタ「モビルスーツとは姑息な事をやってくれる。」
ゴンタはAoE3の最終進化時代である「最上級科学への時代」へ進化し、モビルスーツに対しボーナス
のあるウラBTTBと言うウォーカーを投入した。
斎藤の町は一瞬にして火の海となった。
斎藤「ばっ馬鹿な・・・しかし私もすでに最上級科学入りをしているんだよ!!」
斎藤はすでにAoEに没頭し、我を忘れていた。
その次の瞬間、ゴンタの町に戦士育成所の剣戦士ユニットの最終進化形態であるライトセーバー戦士を
投入し、ゴンタの町を一瞬にして火の海にした。
両者の資源は既に枯渇しており、深夜12時頃から始まったAoEもすでに8時を過ぎようとしていた。
両者の戦いは資源がなくなり金が無くなっても続いた。
既に両者の主戦力は槍兵、釜と、時代は逆戻りしていた。
そんな中、斎藤の釜がゴンタを襲う!!
ゴンタの釜もこれに応じるように斎藤を襲う、両者の農民は0人となってしまった。
しかし、両者にはもう農民を作る資源は無い・・・・
そして両者の残存兵力がついにぶつかり合った!!
ゴンタ劣勢に見えた、その時、ゴンタの精鋭ヤリが斎藤を襲った!!
斎藤「馬鹿な・・・・」
ゴンタ「こう言うこともあろうかと、鉄の時代のうちにこっそりと精鋭ヤリを5体だけマップの隅に
隠しておいたのさ。」
・・・・戦いの軍配はゴンタに上がった。
しかし、両者は意気投合し、気持ち良く試合を終えることが出来た。ゴンタはまたひとつ成長した
用に思えた。
・・・・・・・こうして戦いを終えたゴンタは世界大会に向けてのゴンゾウとの話し合いのため
約束のIRCチャンネル「#ゴンゾウチャットへ向かった。」
今日も「#ゴンゾウチャット」に人はいなかった。
そこのホストである、ゴンゾウを除いては・・・・・・
ゴンゾウチャットはかつて、若者たちとのふれあいの場としてゴンゾウがつくったチャットであった。
学校の事、恋の事、そして将来の事・・・
若者たちが持ちよる不安や悩みに、ゴンゾウが少しばかりのアドバイスを加える。
そんなチャットになればいいな、そう思っていた。
だが、今日も「#ゴンゾウチャット」に人は集まらなかった・・・
ゴンゾウの結論はこの頃の若者は、傲慢で愚かなやつらだった。
しかしゴンゾウなどに助言してもらうほど誰も愚かではなかった。
ゴンゾウは世代間断絶の溝の深さに少し悲しく思う。
だがAoEは、古代人たちの魂とゴンゾウの心をシンクロさせる。
長すぎて読み込めないため、ChatGPTが5か6になったあたりでお願いしたいと思います。
長すぎて読み込めないため、ChatGPTが5か6になったあたりでお願いしたいと思います。