dosiroutoAoEで公開していたAge of Empiresのファンリレー小説から全然関係ないものまで。
ある家族がいた。
家族は、東京に住んでいた。
家族構成は、ソフ・ソボ・ママ・パパ・ボク・イモウト・アネキ・アニキ・イヌ・キンギョ・カメだった。
家族は、全員が秘密を持っていた。
犬のジョンすら秘密を持っていた。
カメも、キンギョも 普通のペットとはちがっていた。
プルルル プルルル
電話がなった。メイドが庭から走ってきた。
ボクのうちはとてつもなく広いのだ。お屋敷なのだ。つまりお金持ちなのだ。
メイドのことをボク以外は「カズコさん」とよんでいた。
カズコさん「もしもし 北条でございます。 は?奥様ですか。 今外出中で・・ え? タヒチ?
当たったですか? え! わかりました はい、では」
ボク「どしたの?」
カズコさん「なんだか奥様がタヒチ6泊7日の旅に当選したんですって」
ボク「えー! すごいやママってば」
カズコさん「でも、奥様、そんな懸賞なんか出すかしら・・・・」
ボク「うーん・・・ あ、もしかしたら ボクがママの名前で出したやつかもしれない!」
ひとごとのように庭にもどった。
ボクのうちの庭はすごく広いから、まるで森のようだ。カズコさんと先週カクレンボしたけど、
みつけるのは大変だった。
カズコさんは年齢不祥だ。見た目は40くらいだけれど、ときどき25くらいに見えるし、
たまには25くらいのコドモがいるようにも見える。ふしぎなヒトだ。
「カズコ」は偽名だ。本当の名前を知ってるのは、ボクだけだ。
すぺしゃるに変わった名前だ・・・
見たた目やせてるけど、おっぱいが実は大きいことも、ボクだけ知ってる。いや、これはおじぃちゃんも知ってる、はずだ。
カズコさん、庭で何してるんだろう?
ボクは3階に登ってカズコさんを探すことにした。
カズコさん、どこ行ったのかなあ。あっ、あんな所にいる。
あれ?となりに誰かいる。あれぇぇ??あれって、隣のおじさんじゃないか。何してるんだろ。
ひとのうちの庭で。
あっ、札束だ。カズコさんがもらってる。。あれ?交換に何か渡してるぞ。書類みたいだ。
プルルル プルルル
また電話だ。今度はボクが出た。
「もしもし」「...ガチャ」 切られた。
ピンポーンカンコーン
あ、ママが帰ってきた。
今日の電話のこと話さなきゃ。 ママびっくりするかなー って、先週カナダ行ってきたばかりだけどな。
ま、いいや。
「おかえりなさーい」
あれ?ママじゃない。
なんかトランクスの上にブリーフをつけている男だ
変態・・・
ボクの脳裏にこの文字がひらめいた。
男(変態)はボクを指差して
「君のハートにバキュン!」
と言った。
あーあー警察呼ばなきゃ。
続けて男が喋った
「りうりうり~~~~~~~ かずおおまえに懸ける一片の情はおれにはねえ!!」
!?何故ぼくのなまえを知っているんだ?
はっ!よく考えたら最近学校のかえりみち熱い視線を電信柱の影から
感じていたを思い出した。
そして思った殺される・・・
警察なんか当てにならない逃げなきゃ逃げないと・・・
その瞬間かずおは思い切った行動にでたのであった
かずお「ぉ、、おや?キミはさぶろうくん・・・ そう!三郎君じゃないか!」
へんたい「・・??・・」
かずお「ボ、ボクずっとキミのこと好きだったよ!」
へんたい「俺が・・・さぶろう?」
かずお「もどってきてくれたんだね!」
へんたい「ま、まさかおまえ・・・ヨ・・・ヨシノヴ?」
かずお「ああ~三郎をまさぐった夜のことが忘れられないんだ」
へんたい「あ・・あ・・・ヨシノヴぅぅー」
そのときだった
女性の声「きゃあぁぁーーー!」
かずお「ママ」
ママ「あなた、トランクスの上にブリーフをはかないでっていつも言ってるデしょ」
へんたい「お、こりゃ失礼。ついうっかり・・・」
ママ「もー、宅の坊ちゃまの教育に悪いざます
「カズ公、カズ公ー!」
かずこ「はい奥様、何でしょう?」
ママ「主人のお召し物を交換してちょうだい」
かずこ「・・・いやだね」
ママ「いまなんていったの」
かずこ「いつまでも貴様らの言いなりにはならんよ」
ママ「いやあーーーーーーーん」
ママ「ちょっと、ちよっとー きゃーーーーーーーーーーー」
かずこ「ふふ、この時を どれだけ待ってたことか、貴様にわかるかよー 」
ママ「なんてことなの!ああ、もうどうにでもして~ いいえ、あたし、もうどうにでもされたいのよ!!」
カズコ「ふっ バカな女だ。おい、そこのブリーフ仮面、こいつを椅子にしばりつけろ」
パパ「は、はいっ」
ボク「カズコさん・・」
カズコ「なにさ、坊主。ほら、これを持ってな」
ボク「こ・・・これは、オバQにでてたラーメンおじさんのヅラ!!
これでママをどうにでもする気なの?カズコさん」
カズコ「やかましい坊主だね。だまってな!」
ボク「うっ!くさっっ!!」
カズコ「なんだと?」
ボク「口臭は、犯罪です。」
カズコ「このクソぼーず!ヴッ殺してやる!!」
ボクは逃げた。ひたすら逃げた。ボクは1度だけ後ろをふりむいたけど、
ママはラーメンおじさんのヅラをつけられ、それをつけてるパパの頭には、もうブリーフはなくて
サエさんのヅラがついてた。
カズコさんがあんな人だったなんで、人間なんてほんとうに信じられない。
いや、ママだってパパだって、信じられないよ。
って、こころなしか喜びの表情が出てたもの。
ボクもうあの家には帰れない。帰りたくない。
でも、帰らないとお金もないし、泊まるところもないや。
あ、だけど。そうだ。さっき乱闘してる時にカズコさんのポケットから盗んだカギ!
あれ、きっとカズコさんのアパートのカギのはずだ。
カズコさんちは、ボク知ってるんだ。 カズコさんが泥酔した日に、送ってきてあげたんだもんね。
ふふ、部屋にしのびこんでやろっと。
あの信号を右折して、ファミリーマートの横の路地を入った、3件目のアパートだったよな。
いくぜっ!
鍵があいたみたい。やっぱりここだ。よーし入ってみよう。
女の声「どなたですか?」
げげ、誰かいるよ!どうしよう・・・
ぼくはとっさにこんなことを口走っていたんだ。
ボク「奥さん、米屋です。」
「あら お米屋さん?いまどき注文にきてくれたりするわけ~?まちょうどいいわ。ちょうどなかったのよ。10キロくださる?あそれと、
フフ。そうよね。お米やさんですものね。売ってるのはお米だけよね?アレはないでしょ。うん、いいのよ。でも、もしよ!もしあったらほ
しいんだけど。アレね。ウフ、売ってるわけないわよね?ちなみにお米以外になにか売ってないの?」
キャラクターたちが個々に異なる秘密やユーモラスな性格を持ち、予期せぬ展開を繰り広げるという魅力的な特性を持っています。物語は読者を引き込み、次に何が起こるかを予想させます。また、一部には驚きや笑いを誘う描写も散りばめられています。
たとえば、カズコさんが突如反乱を起こす部分では、家族の掟を打ち破る瞬間の緊張感と喜びがうまく描かれています。その後の混乱の中で、ボクがカズコさんのアパートのカギを盗むという展開は、次の場面への適切な移行を提供し、物語をさらに引き立てています。
また、主人公の家族が彼を見捨てたり、彼が独力で逃げ出したりするといったシチュエーションは、家族の伝統的な役割と戯れており、社会規範に対するユーモラスな反抗を示しています。
この物語の最後の部分は、予測不能な状況への急展開によって、読者の好奇心を引き立てます。突如現れる謎の女性との対話は、読者が次に何が起こるのか、どのようにボクが対処するのかを楽しみにする余地を残しています。
全体的に見て、物語はキャラクターの予想外の行動やユーモラスなダイナミズムによって、読者を物語の世界に引き込む力を持っています。また、文中に登場する多様なキャラクターとその対話により、人間関係の複雑さと個々の人間性が見事に描き出されています。
ボク「あ、はい。お米は当然ながらございますが、それ以外では…」
その時、フッと我に返った。何を言ってるんだろう?まるで米屋さんのような言葉遣いだ。でも、これが僕を救ってくれたんだ。
女の声「それ以外というと?」
ボク「それがですね、お奥様。実はお手製のつけものがありまして。我が店特製の大根の漬物でございます。」
なんてことを言ったんだろう、僕。でも、それが奏功した。ボクの言葉に、女の声は楽しげな反応を返した。
女の声「ほんとに?それなら、一緒にお願いできるかしら?」
ボク「は、はい、もちろんです。ただし、本日は大根の漬物が品切れでして。また後日、お持ちすることになりますが、それでもよろしいでしょうか?」
女の声「あら、それなら問題ないわ。実は、今から友人とのランチがあるのよ。それならば、またお米を配達してくれるときにでも一緒に持ってきてくれる?」
ボク「は、はい、もちろんです。それでは、お米をここに置いていきますね。お支払いは後日、漬物と一緒にで構わないでしょうか?」
女の声「それで結構よ。じゃあ、その時にね。」
ボクは息をついた。やっと、ひと安心だ。玄関を閉じ、リビングに戻ると、僕は初めてアパートを見渡す余裕ができた。部屋はきれいで、どこか懐かしい香りがした。カズコさんが住んでいるとは思えないほどだ。しかし、その時、僕は目を見開いた。
床の上に、散らかった写真。それは、僕の写真だ。ここは、僕が思っていた通り、カズコさんの部屋だった。
カズコさんが僕の写真を持っていたなんて。しかし、その事実よりもっと気になったことがあった。それは、僕がこの部屋で何をするべきかだ。
とりあえず、僕は写真を拾い上げて、テーブルの引き出しにしまった。そして、ひとまずはこの部屋で一晩過ごすことに決めた。
だが、明日にはどこへ行くべきか。その問いに答えを見つけるため、僕は深く息をついて、部屋の中を見渡した。
これからが、本当の冒険の始まりだ。